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反響は予想以上に大きかった。サイトオープンの1週間後、スイスのテレビ番組「プリマ・タイム」(Prima Time)がネット・グラニーに取り上げて報道した。放映後は多くのおばあちゃんから「私も編めます。仲間に入れてください!」という申し出があった。売れ行きも順調で、2007年4月までの半年で、500足を売り上げた。注文は、ヨーロッパはもちろん、ブラジルからもあったという。

価格は1足39スイスフラン(約3900円)と配送料が3スイスフラン。ウール75%とポリアミド25%の高級スイス製毛糸を使用し、負担のかかるつま先とかかとは、毛糸と一緒に補強糸を編みこむ。おばあちゃんへの報酬は15スイスフラン。編み糸のコストが12スイスフラン、12フランが利益となる。

冬場は、クリスマス・プレゼントとしての需要が増えるため、合計30人のおばあちゃんの笑顔がホームページの画面を飾り、注文を待つ。

心も暖まるソックス

「暖かく履き心地満点」といった感想をもらうと、おばあちゃんたちの満足感は高まる。独り暮らしのおばあちゃんの生活にも張りが出る。自分の趣味の編み物で、小遣い稼ぎができるという点も魅力だ。

手編みソックスに対する顧客の反応は、リーダー氏とパートナーのデーニケン氏が予期した以上にポジティブだ。「すでに他界したおばあちゃんに似ている人に注文した。その人が編んでくれた品を手にしたときはうれしかった」。おばあちゃんを知らずに育った人から「まるで自分のおばあちゃんに編んでもらったようでうれしい」という声も寄せられた。

人々がおばあちゃんに求めるもの、おばあちゃんが人々に与えられるものは、まだまだたくさんある。リーダー氏は、靴下に次ぐ企画として、おばあちゃんが手作りする「クリスマス用クッキー」のオンライン販売を思案中という。

シュピッツナーゲル 典子

ドイツ・ハイデルベルク近郊在住のフリーライター。主にドイツの教育・料理・風土分野と人物取材インタビューの執筆に携わる。

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