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ニューロフィードバックとゲームの融合

CyberLearning社も含め脳波感応式のユーザー・インターフェースを開発する各社は、それによって子供の集中力が高まる効果を期待している。そこで鍵となるのが、ニューロフィードバックという神経学上の治療法である。

ニューロフィードバックにおいて被験者は、脳波の変化をモニター画面でリアルタイムに見ることによって、自分自身で脳波をコントロールできるように訓練する。モニターという目に見えるフィードバックがあれば、効率よく脳波を制御できるという発想だ。CyberLearning社のWebサイトには、「これはNASAお墨付きの訓練法である」とある。

ゲームを使って訓練するケースを考えよう。例えばレーシング・ゲームの場合、集中力の低下を自動車の速度の低下という形でモニター画面に表わす。プレイヤーは、自動車の速度を上げるというより明確な目標に向かって集中力を高めるよう訓練する。漠然と意識するよりもずっと効果があるという。

『老いて賢くなる脳』の著者エルコノン・ゴールドバーグ(ニューヨーク大学神経学)教授は、「認知能力を向上させるソフトウエアやニューロフィードバックは、まだ新しいアプローチ。であるゆえに、実際の効果については未知の部分がある」とコメント。さらなる検証が必要であることを示唆している。

脳波感応式ゲームを開発するメーカーは今後、「集中力アップ!」などと宣伝攻勢をかけ、またひとつ、ゲームに熱中する言い訳を我々に与えてくれることだろう。そのとき、科学者の分析は、違う答えを出すかもしれない。何はともあれビデオ・ゲーム・ファンとしては、「May force be with you!(フォースのご加護がありますように)」と開発者の健闘を祈りたい。

森 マサフミ

ニューヨーク在住リサーチャー、ジャーナリスト。日米のエンターテインメント業界で企画、制作、マーケティングの経験を持つ。

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