全米でペットボトル飲料茶の人気が沸騰!
(寺町 幸枝=ユナイテッドフューチャープレス)
2006年11月12日、ボストン・コンベンションセンターで「the 4th Annual Tradeshow Week’s 50 Fastest-Growing show(最も成長している50の見本市)」が発表された。受賞の条件は、会場の面積と売上高が過去3年で共に50%以上増加していること。そんな厳しい条件を満たして受賞した見本市の1つが「ワールドティーエクスポ」。紅茶、日本茶、ウーロン茶などを含む、お茶の見本市だ。
西から東までビジネスエリアが広大な米国において、見本市はフェイス・ツー・フェイスによるビジネスができる唯一のチャンス。業種を問わず、ビジネスチャネルとして重視されている。開催件数は、2006年の1年間だけで5000件に達する見込みだ(関連情報)。見本市の人気や注目度は、現在のビジネストレンドをそのまま反映していると言っても過言ではない。今回のワールドティーエクスポの受賞も、米国人のライフスタイルにお茶が浸透してきた証拠である。
米国でお茶市場が拡大、特にペットボトル入りは10年で10倍に
全米茶協会(The Tea Council of the USA)の調べによると、2005年の米国の飲料茶の市場は売上総額61.6 億ドル(関連情報)。 500億杯のお茶(22.5億ガロン)が消費された(関連情報)。そのうち87%が紅茶。12.5%が緑茶。残りがウーロン茶だった。また85%が「アイスティー」として飲まれている。
ペットボトルの飲料茶は、少なく見積もって24億ドル市場。消費量は、過去10年で10倍になった。全米茶協会代表のジョー・シムラニー氏は「ようやく流通が整ったからだ。従来はスーパーでしか買えなかったペットボトルのお茶が、最近は、ガソリンスタンドや自動販売機などで気軽に購入できるようになった。それに加えて、お茶が持つ健康にかかわる様々な『効用』がメディアを通して知られるようになったことが、爆発的なブームにつながった」と語る。
ミネラルウォーター + 体にいい要素 = 飲料茶
「健康ブーム」が巻き起こっている米国では、 ハーブティーが持つ“リラックス効果”や、“がん予防に最適”、“生活習慣病に効果あり”といった緑茶のキャッチーな情報が、人々の興味を引きつつある。シムラニー氏の言葉を借りれば「ペットボトルの飲料茶を飲むこととは、まさに普通のミネラルウォーターに、体に良い成分を添加した健康飲料を飲むようなもの」。体に気を遣う人が、こぞって飲料茶を飲み始めた。
またシムラニー氏は、「ペットボトルのお茶は年齢性別を問わず、ほとんどすべてのファミリー層に浸透している。これはミネラルウォーターの市場とほぼ同様だ」と語る。全米茶協会は、ペットボトルティーの人気は一時的なものでなく、今後も金額ベースで年率10〜12%の成長が続くと見込んでいる(関連情報)。
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