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SVE社は中国やインド市場への進出も視野に入れている。中国にあるバッテリーや部品の工場に協力の打診をし始めた。またTata motors(ニューヨークADR上場しているインドの自動車メーカー)との協議も進行中だ。SVE社は「2020年には中国で年間300万台の電気自動車が売れるはず」との見通しを立てている。

BatsCar社は金属リチウムポリマーバッテリーを搭載

これに対して2001年設立のBatsCar社(海外輸送や物資管理を生業とするBolloreグループが80%、フランス電力が20%を出資する合弁会社)は、金属リチウムポリマーバッテリーの開発に成功した。

親会社のBolloreはもともと、タバコの巻紙などを製造していた会社である。その後、紙をメタリック加工する技術を応用して映画用のプラスティックフィルム、そしてコンデンサーを製造し始めた。それから12年以上の歳月と7000万ユーロの開発費をつぎ込んで新しいバッテリーを開発した。内燃機関用燃料の消費量を抑制し、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量を削減するには、電気を利用した車が最も効果的と考えたからである。

BatsCar社が開発した、金属リチウムポリマーバッテリー搭載のコンセプトカー「BlueCar」

金属リチウムポリマーバッテリーの利点として、以下の四つが挙げられる。1)重さが240kgと軽い。これは、従来の鉛のバッテリーの5分の1以下。2)液体部分がないので破裂する危険がない。3)すべての部分がリサイクルできる。4)走行距離15万キロまで交換する必要がない。

このバッテリーを車体中央部の床下に設置する。電圧330V の電源を使えば6時間でフル充電でき、250kmを走行できる。BatsCar社は、このバッテリーを搭載したコンセプトカー「BlueCar」を第75回ジュネーブ・モーターショー(75th International Motor Show 2005年3月)に出展し注目を集めた。

BlueCarは車内に、810リットルの余裕空間を持つ

最高速度は時速125km。スタート後、6.3秒で時速60kmまで加速できる。車両寸法は全長3050mm×全幅1710mm×全高1610mm。車両重量は1070kgだ。3人乗りだが、補助椅子を使用すれば5人が乗れる。さらに、この大きさの車体としては例外的に大きな810リットルの空間を内部に作り出したので、商用車としても十分に利用できる。

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