リーマンショック、米国発金融不安〜セックス・アンド・ザ・シティ的な今後の展開
今週は、海外出張先からのアップである。現在進行形なので、関係者に迷惑をかけないよう、しばらく時期をずらし、成果をお伝えする予定だ。しばしお待ちいただきたい。
さて、本稿では、一連のリーマンの破綻、AIGの救済問題を取り扱いたい。当初は自民党総裁選を取り上げる予定で、既に、先週原稿を書き上げていたが、総裁選の動きをより見極めようと考えているうちに、タイミング(鮮度)を失った。自民、民主ともに、マスメディアを利用したマーケティングにご熱心だが、何やらシナリオが透けて見えている。後半に来て、緊張感がなくなり、観客の気を引くためのさらなるメークドラマを急いでいる感がある。ただし、前回ほどうまくはいかない。大根役者が台詞を棒読みしているのか、あるいは大衆演劇が今の時代には受けないのかは、判断が分かれるところであろう。
そうした中で、リーマン・ブラザーズの破綻というニュースが飛び込んできた。リーマン・ブラザーズの破綻ショックにより、ニューヨーク市場は9.11以来の下げ幅を記録した。NY発の金融不安をどう切り取るか。
タイトルにある「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」は、NYを舞台とするアメリカのテレビドラマで、世界的な人気を受けて映画化され、最近公開されたものである。若干過激(?)でもあるのだが、出張先に向かう機内で同映画を見て、「ああ、これだ」と考えた。筆者は、80年代後半、黎明期の金融工学の世界に身をおき、日本株モデルの立ち上げに尽力していたことから、ニューヨークにも金融にも親しみを感じているのだが、だいぶその世界からは遠ざかっている。自らの生き様や価値観を変えた結果なのだが、映画を通し、リーマンの破綻による、全米に暮らすホワイトカラーの衝撃が、よりリアルにトレースできた。
ちょうど、このSATCのドラマ設定は、ニューヨークで健気に生きる4人の女性の恋と仕事を描いたもので、9.11以降に大ヒットした。そういえば、破綻した当日も、インタビューにはニューヨークに生きる金融ウーマンらが登場し、伝統と歴史の終焉に悲しみを最大限表現していた。所詮ドラマなのか、ドラマ以上に劇的に生き抜いていこうとする、したたかさがまだビッグアップルには残されているのか。
いつものように、日々発生するリスク事象、本コラムでの連載テーマのフォローアップについては、適時筆者のブログ「e戦略の視点2」を参照願いたい。
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