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G8洞爺湖サミット、2050年の目標設定への各国事情と日本のプレゼン能力

今週は、洞爺湖サミットを取り上げる。

7月7日から7月9日まで、北海道洞爺湖町のザ・ウィンザーホテル洞爺にて、先進国首脳会議が開催された。洞爺湖を見下ろす山の上に建つザ・ウィンザーホテルは、セコムのグループ会社が不採算のホテルを買い取り、再生させたものである。

筆者は、何年か前に当時の知事に頼まれ、現地を視察したことがあり、ホテル担当者と意見交換しているが、そのホテルでサミットが開催されることも含め、今の日本を象徴しているようでもある。

このロケーションを開催場所として選択したのは、失われた15年を生き抜いてきた日本の復活を印象付けたいのであれば、ふさわしいのかもしれない。

湖畔では先進国首脳だけで会議を行うことに抗議するNGO団体らによる恒例のデモが繰り返された。近年、サミットを含め、様々な国際会議にあわせた反対派の言動が、世界へのプレゼンテーションにもなっている。

開催国は一部暴徒化する人々をどう封じ込めるかに頭を悩ませ、年々警備の仕組みがエスカレートする。ここ数年のサミットは、先進国の大都市ではなく、やや辺鄙な自然豊かな地方での開催となっている。今回のサミットについてNGO団体らは、開催費が600億円に上ることを批判するが、その半分は暴徒の警備のための人件費でもある。

湖畔から見上げるウィンザーホテルは、ちょっとしたお城であり、農民とそれを統治する国王という昔話の世界に見えなくもない。

そのお城の王様たちは、それぞれの国の都合があり、思惑も含め水面下で探りあい、くっついたり離れたりする。シェルパと呼ばれる国王の家来(事務方)らが一年という時間をかけ調整し、合意した成果を発表する場でもある。最後の最後、メディアが見守るなか、リーダー同士が腹を割り、世界情勢を見極め、丁々発止を繰り広げ、ハプニングで何か新たな知見を出せるかという期待もある。

ここでは、サミットを巡る主要8カ国の思惑、G13への動き、米国のあいまい戦略、日本の環境制御での期待、私たちが出来る身近なエコなどに言及したい。

いつものように、日々発生するリスク事象、本コラムでの連載テーマのフォローアップについては、適時筆者のブログ「e戦略の視点2」にて行っている。

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