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「せんたく」って、どうよ〜新しい国民運動組織への提案

2008年1月22日

「ガソリン国会」とも言われる通常国会がスタートした。財源をいかに確保し、無駄を省くかの論争が続くのだから、「メタボ対策国会」と称したらどうだろうか。福田総理の施政方針演説では、「国民主体」「生活実感」「安全安心」というキーワードが並び、それらを「ぱくり」だと攻める民主党幹部のコメントがメディアを駆け巡る。しかし、国民が困っていることに耳を傾けるのだから、当然の話をしただけではないのか。

ちょうど、そんなことを考えていたら、北川正恭早大大学院教授(前三重県知事)らが、次期総選挙のための国民運動組織「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(略称・せんたく)の発足を発表したことを知った。プラットフォームを提示し、マニフェストを掲げやすくするための「仕組みづくり」が始まるようである。

そこで今回は、政治という側面から日本の今後のリスクを低減させるため、「せんたく」への提言を提示したい。

いつものように、日々発生するリスク事象、本コラムでの連載テーマのフォローアップについては、適時筆者のブログ「e戦略の視点2」にて行っている。

「せんたく」というプラットフォーム

せんたくは、民間の有識者で構成する「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)を母体とし、北川氏が発起人代表を務める。発起人には、そのほかに飯尾潤(政策研究大学院大教授)池田守男(資生堂相談役)岩名秀樹(三重県議会議長)古賀伸明(連合事務局長)佐々木毅(前東大総長)曽根泰教(慶応大教授)西尾勝(東京市政調査会理事長)東国原英夫(宮崎県知事)福川伸次(機械産業記念事業財団会長)古川康(佐賀県知事)松沢成文(神奈川県知事)茂木友三郎(キッコーマン会長)森民夫(新潟県長岡市長)山田啓二(京都府知事)などが名を連ねる。

そうそうたるメンバーで、それぞれが日頃からの持論をさらに具現化させていくためのものだと考え、今後の動向を見守りたい。メンバーの多くは、官僚経験者や政策決定では重要なポジションにいた人々である。ここに来て手を挙げ、国民運動へのきっかけ作りをするのはなぜか。

日本社会はウェットな社会であり、現役時代に声を大にした者は叩かれ、失脚していく運命にあるともいえる。したがって、自らのポジションをある程度確立し、機が熟しての行動となったのであろう。過去にも各種オンブズマンを含め、ネット上で政策評価をする者が登場したが、それでも国民の投票行動に繋がらなかったことを振り返り、あるいは超高齢社会での新しい試みとして、なんらかの応援(エール)が国民側からもあってしかるべきであろう。

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