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2008年の日本とアジアを巡るリスクインデックス

謹賀新年。2008年は、小が大を制す。象はねずみを怖がるそうなので、中小企業やベンチャー、大手企業の研究開発部門、新商品開発部門が飛躍する年になればと念じている。読者諸氏には、七草粥でも食べながら、組織内の様々な消化不良を解消し、「前に前に」を期待したい。

本コラムでは、日々発生する重大事件事故をトレースし、発生の初期段階を記録するとともに、潜在リスクを早め早めにチェックするための処方箋(リスクの構造化と優先順位の抽出)を読者と創り上げることを目指している。

5年前に始まった連載は150回を越えるが、時代の推移とともに立ち位置や目線、情報の深さと範囲を調整しつつ、今に至る。これまでに、ディレクターズカットとでも言おうか、再編集し、最新データを加えた形で、2冊の本にまとめたが、オリジナルの文章をDB化し、リスク・インフォメーション・ネットワークに蓄積しているので、参考にしていただきたい。

さて、新春第一弾は、2008年の日本を取り巻く様々なスケジュール(イベント)を取り上げ、リスクの芽を意識したマネジメントができるよう、先行指標を提示したい。

ここでは、キー・イシュー(主たるリスクの芽、要因)として
・「解散総選挙のタイミング」
・「国民生活の不満の増大と解決策」
・「アジア周辺諸国での選挙結果への配慮」
・「アメリカ大統領選挙」
・「対立軸の解消」を提示するとともに、
 個別課題として、
・「食品安全」
・「鳥インフルエンザの爆発的発症」
・「周年記念事業とCSR(企業の社会的責任)」を掲げた。

いつものように、日々発生するリスク事象、本コラムでの連載テーマのフォローアップについては、適時筆者のブログ「e戦略の視点2」にて行っている。

2008年のキー・イシュー

リスク事象は、多くの事柄が絡み合って拡大していくことになる。その中でも、いくつかの変節点(転換点)が存在する。そこで、ここでは潜在リスク(イシュー)に影響を与える要因(キー・イシュー)の抽出を試みる。

2008年は、一言でいえば、「対立軸の解消」のための「選挙の年」である。国内では、「解散総選挙のタイミング」が注目されている。総選挙は、日本のみならず、「米国大統領選挙の途中経過」の影響を受け、さらにアジア周辺国での選挙結果への配慮が不可欠となる。大型イベントとしては、「北京オリンピック」が挙げられ、わが国も「洞爺湖サミット」で環境をメインテーマに首脳国会議を開催するなど、政治面でのリーダーシップの発揮が期待されている。国内問題は、「国民生活の不満」をいかに解消するか、早め早めの処方箋が与野党双方に求められる。

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