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新型インフルエンザ対策ガイドライン、2週間の会社封鎖に備えよ

2007年3月6日

今週は、新型インフルエンザ対策ガイドラインを取り上げる。

2007年1月19日に厚生労働省の「新型インフルエンザ対策専門家会議」が「新型インフルエンザに関するガイドライン(フェーズ4以降)(案)」を発表したが、これについて企業や自治体、個人への影響を検討したい。同案は、1月31日〜3月1日のパブリックコメント募集を経て、3月末までに正式なものとして取りまとめられる。

ガイドライン案に従えば、国内発生時には2週間の自宅待機を余儀なくされ、海外で発生した場合でも海外支店や旅行者の取り扱いで頭を悩ますことになる。一旦発生すればパンデミック(世界的な大流行)は不可避な状態であり、限定的な発生を強調する識者もいるが、発生という事実からのパニック、物流の混乱などがシナリオとしては有力である。

「鳥インフルエンザとパンデミックリスク」については、第101回(2005年11月22日)第102回(2005年11月29日)にて取り上げているので参考にしていただきたい。

なお、日々発生するリスク事象については、適時「e戦略の視点2」にて解説を加えている。

●「新型インフルエンザに関するガイドライン(フェーズ4以降)(案)」とパブリックコメント

厚生労働省から発表のあった13のガイドライン案は、「(1)早期対応戦略」「(2)積極的疫学」「(3)検疫」「(4)サーベイランス」「(5)医療体制」「(6)医療機関の感染対策」「(7)医療機関の診断検査」「(8)ワクチン接種」「(9)抗インフルエンザ薬」「(10)事業所・職場」「(11)個人及び一般家庭・コミュニティ・市町村」「(12)埋火葬の円滑な実施」「(13)情報提供・共有」に分かれ、「公衆衛生部門」「医療部門」「社会対応部門」のそれぞれにリストアップされている。

この中で、企業経営の立場からは、「(1)早期対応戦略」「(10)事業所・職場」「(11)個人及び一般家庭・コミュニティ・市町村」などが参考となる。

・フェーズ3からフェーズ4へ
 「フェーズ4」とあるが、これはWHO(世界保健機構)が定めた新型インフルエンザの流行レベルに基づく。フェーズ1、フェーズ2はヒト感染の可能性があるウィルスが鳥に出現、フェーズ3は鳥からヒトへウィルスが感染。フェーズ4〜フェーズ5が限定的ヒト・ヒト間の感染が発生。フェーズ6が広範囲にヒト・ヒト間の感染の発生を指す。現在は、フェーズ3が確認されている。

つまりガイドラインは、その次のステップであるフェーズ4以降を記述したもので、遠い未来の話ではなく、すぐそこに迫るかもしれない危機(リスク)として捉え、自社、個人、地域としてどう対応するのか「棚卸し」が不可避な状況にあるといってもよい。

そこで、厚生労働省のサイトから、該当するコンテンツをダウンロードして、しかるべき対策を検討することなるのだが、これがかなり膨大な量に及び、印刷するにせよ、直接サイト上で閲覧するにせよ、相当の労力を必要とする。

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