あるある大事典 下請けの捏造とフジテレビの責任
新年早々、「不二家」の一件はまだまだ決着を見ていないが、その後も「宮崎県で鳥インフルエンザ発生」、「北海道のガス漏れ事故」、「アパホテルの耐震偽装問題」、そして今週取り上げる「あるある大事典捏造問題」など、相次いでリスク事象が顕在化している。
鳥ウィルスは毒性が強いうえ、周辺業者での鶏卵や鶏肉の移動禁止など、早期に適切な処置が求められ、また渡り鳥などの影響で県をまたいで発生することによる消費者の不安、風評被害などが懸念される。ヒトからヒトへの感染症の発生は世界的にも時間の問題とされ、厚生労働省は万が一に備えて、企業や市町村、国民の行動マニュアルの整備を急いでいる。
一方、北海道で起きたガス漏れ事故では、北見市の同じ町内で3人の死亡者が出て、一時パニックになった。札幌市でもガス管からのガス漏れが住民による通報で見つかっている。同市は天然ガスのため、ガスが漏れても命に別状はないと冷静な対応を市民に求めた。しかし、相次ぎガス漏れが発生したことから、住民には疑心も生まれることとなる。ガス管腐食については部品の劣化時期がほぼ同じ場合、いつ補修を開始するかの問題に帰着する。
アパホテルの京都における耐震偽装問題は、かねてから噂されていた。ヒューザーを告発したイーホームズの藤田東吾社長がもう一つの疑惑として告発していたからである。アパ側は、「設計事務所を信用しすぎた」と社長自らが涙を流し、受験生ら顧客に詫びたが、真相はさらなる行政の調査、メディアによる事実確認を待つことになろう。
さて、今週は「発掘!あるある大事典II」の放送内容が捏造されていた問題を考えていくことにしたい。今週のように事件事故が集中して発生すると、ネット社会での情報消費、ユーザー側のリテラシーとして「情報を捨てる」傾向が強まることから、今回の件も問題が先送りにされる可能性が出てくる。当コラムのような性格のサイトがいつものトーンで初期段階を検証することで、そうしたバイアスを回避し、関係者の動きを記す努力を続けるべきだと考える。
なお、冒頭で記した事件事故など、日々発生するリスク事象については、適時「e戦略の視点2」にて解説を加えている。また、筆者の運営する国際戦略デザイン研究所が昨年12月から運営している「リスク・インフォーメーション・ネットワーク」では、これらリスクを再分類しつつ、基礎的なDBを公開している。
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