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安倍晋三新政権〜成果を出す組織へのチャレンジ

2006年9月26日

今週は、安倍新政権の掲げるビジョン「美しい国、日本」とは何かを模索しつつ、そのゴールが何処にあるか、そのために整備されつつある「成果を出す組織」に注目してみた。

まずは、リスクマネジメントの基本である楽観シナリオと悲観シナリオの記述から始めたい。

安倍政権の楽観シナリオは、国民的な支持を背景に、いかなるときもブレずに、自らの信念に従い、改革を断行することである。5年目には憲法改正に着手し、さらなる後継者へと引き継ぐことになる。

そのハードルは来年の参院選であるが、メディアでは下馬評として、自民党の前回の大勝への反動から、民主党有利が伝えられている。悲観シナリオは、中国や韓国が言動一致を強く求め、ひとまず再開した首脳会談が来年、再び停滞し、参院選での敗北を機に、民主党を軸に参集した野党が攻勢をかけることだ。

そうしたことを跳ね返す上での第一次安倍内閣の顔ぶれが注目されるが、それとともに、第一次内閣での目標(ゴール)がどこにあるかを整理する必要が出てこよう。

全ての政策課題について目標を達成し、成果(パフォーマンス)をあげるには時間的余裕が必要なのはもちろんだが、長年懸念されていた課題に一つ一つ取り組み、仕事が出来る、任せても安心だという印象を徐々に国民ならびに企業、官庁に示すことが求められよう。

成果を出すには、「ビジョン(美しい国)」を掲げ、仕事が出来る「組織」と「人選」を整えた上で、問題を構造化し、優先順位を決め、限りある経営資源(コスト、マンパワー)を最適化し、粛々と仕事をこなすことになる。

そういう意味では、小泉路線を継承するものの、下手に華やかさを演出せず、一歩一歩確実に駒を進めることが肝要になる。

なお、本原稿がアップされる頃に、第一次内閣の顔ぶれが揃うが、これら最新の動きやリスクマネジメントに係る突発的な事象、過去に掲載したテーマのその後については、適時「e戦略の視点2」を参照いただきたい。

●ビジョンの定義と再確認〜「美しい国」とは何か

まずは、ビジョンの共有についてである。

安倍氏が掲げるビジョン「美しい国」であるが、美しいとは何か。それぞれが描く「美しい」がある。最初はバラバラに、思い思いの考えが咲き乱れるが、その共通言語として浮かぶ姿が同じになれば、安倍内閣の第一次の目標は達成されよう。

next: 美しいとは、自らが輝くこと、その輝きを是とし、努力をすること…

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