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女子大生誘拐事件〜セレブ誘拐と広域外国人犯罪

2006年7月4日

今週は、女子大生誘拐事件を取り上げる。美容形成外科医の一人娘、いわゆるセレブ家族の誘拐事件である。幸い事件は半日で解決したが、家族にとっては長い時間が流れている。

被害者家族は、マスコミへの露出度の高い有名人であり、母娘ともにメディアが注目することもあり、解決後も関連報道が暫く続く状態にある。

また、容疑者らは、日中韓という外国人を含む広域強盗団のメンバーであり、大胆な犯行のなかにある粗暴さ、ずさんさとは別に、複数の強盗事件容疑で指名手配されていることが判明している。

いわゆるネットワーク型犯罪のひとつのパターンとして、今回の誘拐事件の背景やリスク構造、リスク要因をトレースし、利害関係者の動きを把握することに努めたい。

いつものように、リスクマネジメントに係る突発的な事象、過去に掲載したテーマのその後については、適時「e戦略の視点2」にてトレースしている。関心のある向きは、ジャンル別の「現代リスク」などを参照いただきたい。

●誘拐ビジネスのネットワーク化

6月26日の午後0時25分に、自宅を出た女子大生が、無理やり車に押し込まれて連れ去られる事件が発生。直後に本人の携帯電話から、母親に電話があり、誘拐が明らかになった。犯人側からは計14回の電話により3億円の現金が要求され、報道協定も成立したが、日付をまたいで容疑者2人の身柄を確保するとともに、監禁場所へ突入し、被害者を無事保護して誘拐事件は解決した。

誘拐されていたのは有名美容形成外科女医の一人娘で、メディアではセレブとして露出度が高かったことから、個人情報とリスク管理の問題が浮上してきた。

・メディアでの露出
 母、池田優子さんは美容形成外科医として成功しているが、20代の頃、離婚後に医学部に入りなおし、女医として娘を育て上げた苦労話、3億円以上の豪邸や何台もの高級外車などを披露するなど、何かと話題を振りまいていた。また、誘拐された娘は、母がプロデュースする化粧品ブランドの通信販売会社の代表取締役を昨年から務めており、現役女子大生社長としてメディアで取り上げられていた。池田女医らは、2年間で16番組に出演している。

next: 犯人の1人である中国籍の男が…

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