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タスポ効果で喫煙者を集客

第二の追い風は、タバコ自動販売機に対するタスポ(成人識別カード)の導入である。タスポは今年5月に本格展開が始まり、7月には首都圏にも導入された。しかしタスポの普及は、思いのほか進んでいないようだ。日本たばこ協会のデータ(6月24日現在)によれば、喫煙者に対する普及率は約25%に留まっている。

喫煙者がタスポを持たない最大の理由は、「コンビニで買えるから、困らない」ということである。実際にタスポ導入に伴い、喫煙者のコンビニへの来店頻度が大幅に増えた。コンビニへの喫煙者の来店は、単にタバコの売上を増やすに留まらない。「せっかくコンビニきたのだから、ついでにこれも買っておこう」となるのが消費者心理であり、タスポ効果は他の商品の売上も大幅に伸ばすこととなった。

それでもタスポの普及は、今後徐々に進むはずだ。その結果、自動販売機がコンビニから客を奪い返すことになるかというと、それは微妙だ。タスポの導入により、自動販売機の売上高は半減以下になっている。そうなると、ほとんどの自動販売機は赤字になってしまう。このため今後は採算割れの自動販売機が、急激に撤去されることになるであろう。自動販売機の設置箇所が急減すると、自動販売機利用者の利便性が悪化する。そしてタスポ普及の誘引が損なわれ、喫煙者がさらにコンビニに流れる事態も想定されるのである。

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