ガソリン高でスーパーの売上を奪取
コンビニ業界に吹き付けている順風は、一つだけではない。いくつもの追い風が重なり、コンビニの販売実績は“凧”のように舞い上がった。
一つ目の追い風は、ガソリン高である。ガソリン価格高騰により消費者は車での外出を控えるようになり、郊外のスーパーからも足が遠のくようになった。それに対して、徒歩や自転車で来店できるコンビニの利用頻度は増えた。またスーパーでのまとめ買いを控えていることで、家庭内在庫を切らすことが多くなり、「コンビニに走る」ことも増えているはずだ。
コンビニ業界とスーパー業界の売上推移をグラフ化すると、ワニが口をあけたような形になる。コンビニとスーパーの売上伸び率格差は、月を追うごとに広がっているのだ。

さらにこのデータを加工してみた。コンビニ売上高とスーパー売上高の伸び率乖離を算出し、それをガソリン価格と比較したのが、下図である。このグラフを見ると、ガソリン価格が高騰するにつれ、コンビニ業界とスーパー業界の売上伸び率格差が拡大していることがわかる。ガソリン高は、スーパーの需要をコンビニにシフトさせる触媒になっているのだ。

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