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“午後4時”のテレビ産業〜落日の危機は近づいている

(桐原 涼=経営評論家)

曲がり角を迎えたテレビ業界

テレビ業界各社の収益が悪化している。2008年3月期決算では、大手キー局の経常利益が、軒並み減益となった。業界最大手のフジテレビの経常利益は前年度の460億円から270億円へと約40%も減った。業績悪化の直接的原因は、広告収入の減少である。電通の推計によれば、テレビ広告費の総額は、2005年以降減少傾向が続いている。

今後の見通しも厳しい。基本的に広告費は、好不況のブレが大きい。今年度は景気悪化の直撃を受け、広告収入の更なる落ち込みが見込まれる。それに加え、テレビ広告はネット広告の追撃も受けている。電通の推計によれば、2007年のネット広告費の総額は6000億円を突破した。ネット広告は依然として年率20%以上の高度成長を続けており、「テレビ広告のライバル」としての存在感が日増しに高まっている。

言うまでもなく、テレビは最大のマスメディアである。その地位は依然として顕在だ。日本人は1日平均で約4時間もテレビを視聴している。メディアとしての存在感は、他のメディアに比べて圧倒的に大きい。

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