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(桐原 涼=経営評論家)

気がつけば生活防衛一色

個人消費の動向が思わしくない。連日報道される物価の値上がりや、景気の先行き不安などが、消費者の心理を冷やしている。内閣府の消費動向調査によれば、消費マインドの強さを示す消費者態度指数が急速に悪化している。この4月の指数は35.2まで落ち込み、2003年以来の低い数値となった。

データ出典:内閣府「消費動向調査」

昨今の消費動向を見ると、不要不急の消費を抑えたり、外出やレジャーを控えたりする傾向が強まっている。昨年まで盛り上がりを見せていた“富裕層消費“も勢いを失った。気がつけば世の中は、生活防衛一色に染まっている。

消費関連企業の業績失速

消費関連企業の業績も、失速の気配が濃厚だ。消費者の高額品・ぜいたく品離れにより、百貨店の販売が悪化している。またガソリン高の影響で消費者が外出を控えているため、ファミリーレストランなど外食業の売上が不振だ。牛丼復活で好調だった吉野家の既存店売上高も、直近では減少に転じた。

さらに、アパレル専門店の売上が総じて不振だ。消費マインドが冷え込むと、ファッション衣料への支出は、真っ先に削られやすいのだ。

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