“守りの経営”にシフトするNTTドコモ
2008年5月29日 この記事を携帯に転送する
(桐原 涼=経営評論家)
ドコモ1人負け!
携帯電話業界で、NTTドコモの苦戦が続いている。2008年3月期決算では、KDDIとソフトバンクが増収基調を維持したのに対して、ドコモのみが減収となった。携帯電話の契約台数でも、純増数において、ドコモはソフトバンクやKDDIの後塵を拝している。


営業戦略の展開を見ても、ソフトバンクやKDDIが積極的なマーケティングで顧客を採りに動いているのに対し、ドコモは受身に回っているように見受けられる。かつて携帯電話市場で、「唯一の勝ち組」と呼ばれた企業の姿はもはやない。
ドコモの営業収益は2004年3月期の5兆円をピークに、その後は漸減傾向となっている。ドコモは1992年の設立以来、企業としての成長期を猛烈なスピードで駆け抜けてきた。そして現在、ドコモの経営ステージは既に成熟期に入っていると言うことができよう。
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