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マルハニチロHDが発足〜試金石は営業利益300億円の達成

2007年10月5日

(松崎 隆司=フリーライター)

水産業界最大手のマルハグループ本社と、「あけぼの」ブランドで知られるニチロが10月1日、経営統合した。経営統合の形態は株式交換方式。ニチロが9月25日に上場を廃止し、10月1日、マルハグループ本社とニチロの株を交換した。株式の交換比率はニチロ1株に対してマルハグループ本社0.905株を割り当てた(優先株は1対1)。さらに同日、マルハグループ本社の商号をマルハニチロホールディングス(以下、マルハニチロHD)に変更。グループ内の事業会社とであるマルハとニチロはその100%子会社となった。

来年の4月1日を目標に、マルハとニチロの業務を統廃合し、水産、食品、畜産、物流保管の主要4会社と共通機能会社の合計5社に再構成する。

マルハニチロHDは、様々な事業において、その存在感を高める。水産事業の売り上げは、今回の経営統合により、売上高2位のニッスイの2倍に達し、圧倒的なシェアを握ることになる。これまでマルハグループ本社が売上高で業界トップ、ニチロが3位だった。

冷凍食品(データは2005年度ベース)では、売上高2位の加ト吉(12.6%)に肉薄する。これまでは、1位がニチレイ(15.9%)、2位が加ト吉、3位が味の素冷凍食品(9.6%)で、ニチロ(7.0%)が4位だった。ニチログループに属す12位のアクリフーズ(2.8%)、14位のマルハグループ本社(2.3%)を統合することにより順位が上がる。

缶詰(データは2004年度ベース)でも、1位のはごろもフーズ(33.9%)を急追する。従来は、マルハグループ本社が2位(13.9%)、ニチロ(ブランドはあけぼの、7.5%)が3位につけていた。「ツナ缶を除けば業界トップとなる」(マルハニチロホールディングス経営企画本部・広報・IRグループ=以下マルハニチロHD広報)という。

「将来的には2010年をめどに、売上高1兆円、営業利益300億円を目指す」(マルハニチロHD広報)

しかし新会社は、この達成することができるのだろうか。

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