8月7日、「エンデバー」が4年9カ月ぶりに打ち上げ〜スペースシャトルは定期運行を維持できるか
(松浦 晋也=ノンフィクション・ライター)
米航空宇宙局(NASA)は8月7日、スペースシャトル「エンデバー」を打ち上げる(編集注:記事公開後、打ち上げは8日に延期になった)。フライトナンバーは「STS-118」。建設途中の国際宇宙ステーション(ISS)に、太陽電池パドルを取り付けるためのトラス構造物を運び、組み付ける。
現在、NASAはシャトルとして、「ディスカバリー」「アトランティス」「エンデバー」の3機の機体(オービター)を運用している。エンデバーはここしばらくの間、大規模な整備と改修を受けており、飛行していなかった。今回、エンデバーとしては、2002年11月の「STS-113」以来、4年9カ月ぶりの飛行となる。
2003年のシャトル「コロンビア」空中分解事故の後、スペースシャトルは2010年9月末日の引退が決まった。2005年7月に飛行を再開したものの、外部タンクの断熱材剥離など様々な問題が見つかり、シャトルの飛行はさらに1年間停止した。
私は2005年11月に「希望を失った宇宙ステーション日本モジュール『きぼう』──打ち上げはスペースシャトルの運行回数次第」という記事を書き、シャトルの運航が極めて厳しい状況にあることを指摘した。
その後、一見シャトルの運航は軌道に乗ったかに見える。2006年7月、あらためて仕切り直しとなった再開2回目の飛行から今日まで、スペースシャトルはとりあえず途切れることなく運航を続けている。ただし予定は遅れ気味だ。
NASAは、安全に関する規定を緩めることで現在の運行ペースを維持している。また、そこまでしても、スケジュールを維持できるかどうか、ぎりぎりのところでの綱渡りを強いられている。
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