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参院選後は総裁選〜総選挙? 経済の行方は?

では、以上のような私の分析・展望通りの結果が出た場合、以後の政局はどうなるのか。冒頭で触れたように、自民党内ではポスト安倍の動きが急速に顕在化する。時間がない中での総裁選となるだろうから、候補となるのは前回の総裁選に出馬していた麻生外相と谷垣禎一・元財務相だろう。

また「年内に政権交代〜総選挙」の流れとなりそうなことは、すでに多くの関係者が見込んでいる。衆議院議員の中には、これを見越して既に地元に戻るような動きをし始めている者もいる。

2007年の秋、日本の政局はこうした非常に忙しい状況となるに違いない。気になるのは経済への影響だ。アメリカの景気は、ここへ来て頭打ちが予測されている。日本が被る影響も小さくはないだろう。そんな中で、「参院選〜総裁選〜総選挙」という激動が起き、政治不在の期間が発生するのは危険だ。

どれだけ政治不在の期間を短く収めることができるか? その後、戦略的なリーダーシップを発揮して対米、対中外交や、経済政策を切り盛りできるリーダーが登場するかどうか? 財界関係者の関心は、もはやそうした段階へと移っている。

次回、参院選の結果を受けて、もう一度これからの日本について展望をしたいと思う。

福岡 政行(ふくおか・まさゆき)

1945年 東京都生まれ。1968年 早稲田大学政治経済学部卒業、1973年 早稲田大学大学院政治学研究科で博士課程修了〜明治学院大学法学部非常勤講師、1976年 駒沢大学法学部専任講師、1980年 駒沢大学法学部助教授、1992年 白鴎大学法学部教授(現任)、2002年 立命館大学客員教授(現任)。

「歩く政治学者」を自認し、「現場」へ足を運ぶ姿勢を貫き、テレビ、ラジオなどのメディアでも独自の視点に基づいた政治解説を行うことで名高い。主な著書に『いま、日本にある危機―この国はどこに向かおうとしているのか』(東峰書房)、『手にとるように政治のことがわかる本―選挙・国会・政党を大解剖!』(かんき出版)、『もう首相はテレビ討論で決めよ』(小学館)などがある。

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