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セブン&アイがnanacoのサービス開始日を発表したのは3月27日である。イオンがWAONのサービス概要を発表したのは翌週の4月3日であり、まさにセブン&アイの発表のタイミングに照準を合わせた電撃発表といえるものだった。セブン&アイは、nanaco導入を明らかにした昨年来、「流通系初の電子マネー」を大きなウリとしてアピールしてきた。イオンはWAONのサービス開始日をぎりぎりまで前倒しながら、発表のタイミングをnanacoにぶつけることで流通系初の電子マネーはnanacoだけではないことを示したかったに違いない。

セブン&アイ、イオンといった流通の両雄の激突により、電子マネー競争は最終局面を迎えたといえそうだ。

次回は、流通系電子マネーが登場した背景にある狙いを考える。

高野 雅晴(たかの・まさはる)

株式会社ビットメディア代表取締役社長。ビットメディアは、デジタル放送、ブロードバンドのサービス企画開発企業。メディア・ポイント・サービス開発の一環としてエコポイント・システムに関わり、EcoCa(エコカ)プロジェクトを推進中。関連書籍『新しいお金 電子マネー・ポイント・仮想通貨の大混戦が始まる』(アスキー新書)を2007年3月に出版。

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