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知事選後も厳しい試練が待ち受ける安倍、小沢両党首

2006年11月22日

(浅川 博忠=政治評論家)

10月に実施された神奈川・大阪の衆議院補欠選挙では自民党が完勝。これを受けて11月に注目されたのは、投票日が12日の福島、19日の沖縄両県の知事選挙だった。

前知事の汚職退陣を受けた福島では、民主党前参議院議員の佐藤雄平氏が無所属の県民党を名乗って完勝した。自民・公明の与党が推す森雅子氏を10万票の大差で破った。佐藤氏は「平成の水戸黄門」を自任する渡部恒三・前衆議院副議長の甥。長く同氏の秘書を務めたのち、参議院議員を務めた58歳の人物だ。

小沢一郎・民主党代表と渡部氏は、1969年の総選挙で初当選し田中派木曜クラブ入りした政界同期生。その後も行動を共にし、竹下派経世会七奉行と呼称される実力者となった。年齢こそ渡部氏が10歳年長だが、誕生日は同じ5月24日。合同で誕生日を祝う親友だった時期もある。

しかし新進党時代に仲違いが生じた。その後は今日まで、近親憎悪感を相互に抱く日々が続いた。だからこそ今年9月の民主党人事で渡部氏は、主要メンバーに留任したものの国対委員長をはずされた。今回の知事選では、鳩山由紀夫・民主党幹事長は福島入りしたものの、小沢代表の応援要請は断わられた経緯があった。

沖縄県知事選は、「来夏の参院1人区のテストケース」だった

他方、沖縄県知事選挙では、小沢民主党代表が糸数慶子・前参議院議員を野党統一候補として仕立てた。小沢氏は「自公に対抗する勢力が結集する取り組みは、来夏の参議院選挙1人区をにらんだテストケース」と位置づけて、何度も沖縄入りをしてみせた。

しかし結果は、前沖縄電力会長で自公系の仲井真弘多氏が3万7000票差で勝利した。小沢民主代表にすれば、選挙区入りしなかった福島で勝利したものの、何度も入った沖縄で敗北という皮肉な巡り合わせとなった。

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