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海外から見たライブドア事件〜ホリエモンの魂は日本の誇りか? 恥か?

2006年2月16日

(クリフ・ミラー=マウンテンビューデータ社長)

(disclosure: 私が経営しているマウンテンビューデータは、ライブドア・グループのターボリナックスと多少の取引があるものの、資本関係はない。)

ライブドアの堀江貴文氏に初めて出会ったのは、渋谷にあるオフィスビルのエレベータの中だった。1999年か2000年ごろのことだ。私が当時経営していたターボリナックスのオフィスは5階、オン・ザ・エッジ(「ライブドア」に社名変更をする前の社名。以下、混乱を避けるため「ライブドア」に統一する)は4階にあったからだ。

当時のライブドアは、よく見かけるニューエコノミーのベンチャー企業で、「特別な会社だ」という印象はなかった。堀江氏のことも、ジーパンを履いた、比較的平凡な若手社長だと思っていた。

2001年に、ライブドアが株式を公開したときから、私は興味半分に同社に注目をするようになった。そして2004年に、ライブドアがターボリナックスを買収した。“想定外”だった。

今年の1月17日早朝、私はある会社(ライブドア関連会社ではない)とのミーティングのため、六本木ヒルズに出向いた。ビルの前には、カメラマンやそのスタッフが大勢集まっていた。「大規模な映画の撮影をしているか」と思っていたが、後になって、16日の晩に、東京地検特捜部が証取法違反の疑いでライブドアを強制捜査していたことが分かった。報道陣は、その取材のために来ていたのだ。

検察とマスコミの不思議な関係

「ライブドア事件」が始まった。ライブドア事件で疑われている内容は、インサイダー取引や情報漏洩、脱税、粉飾決算など。どれも軽いものではない。メディアが流す情報の一部でも立証されれば、堀江氏はもちろん、ライブドアの役員らも重大なペナルティーを負うことになるだろう。しかし、いちばん損をしているのは、ライブドアの一般の株主たちだ。ライブドア株を買っていた多くの個人投資家が「いち早く売らなければいけない」と思って、ものすごい勢いで株を売り出した。

東京証券取引所は、情報システムがパンクすることを懸念し、取引を制限した。海外の投資家は、去年起こったジェイコム株発注ミス事件の記憶がまだ残っているせいもあり、日本の株式市場に対する不信感を再び感じるようになった。(関連情報)

next: ライブドア事件が起こって最初に不思議に思ったのは…

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