インテルとアップルの結婚はMacユーザーに朗報
(クリフ・ミラー=マウンテンビューデータ社長)
米サンフランシスコで開催されたMacworldで1月10日、米アップルのCEOを務めるスティーブ・ジョブズ氏が、米インテルのCPU「CoreDuo」を搭載したMacintosh最新モデルのデモを行った(関連情報)。予定より6カ月早く出荷できたこともあり、その口調は自慢気だった。「20年も遅れているよ。もっと早くインテル製CPUに移行するべきだった」と文句を言っている人もいる。だが、CoreDuo搭載Macは、Macユーザーにいろいろなメリットをもたらすと私は思う。
もう「品切れ」の口実はない
第1に、品切れが減る。
これまで、アップルが新しいモデルを出荷しても、品切れでユーザーの手に入らないことが多かった。販売店の店員に、「ごめんね。今回もアップルが、需要の予測を誤ったね。IBM製のCPU 『PowerPC』を使っているから、けっこう生産に時間がかかるよ」と言われたことが、何回もある。
あるマーケティングの専門家は、「これは、ユーザーの購買意欲をアップルが意図的に高めているのだ」として褒めていた。だとしても、私はこのやり方にあまり感心できない。ユーザーの欲求不満を高めるばかりな気がする。
いずれにせよCoreDuo搭載Macは、生産量の多いインテルのCPUを使うので、CPU不足を理由に品切れの言い訳をすることはできなくなる。
主要ソフトはCoreDuo搭載Macに移植される
MacintoshのユーザーがWindowsパソコンのユーザーよりも大分少ない理由は、何と言っても、アプリケーションの数が圧倒的に少ないからである。Macintoshのプロセサがインテル製に変わって、状況はどう変わるだろう? オぺレーティングシステム(OS)が違うため、アプリケーションの移植は依然として容易ではない。急に増えることはないだろう。しかし、バーチャルマシン(仮想マシン)のソフトを使うことによって、この問題は少し解消できるように思う。これが二つ目のメリットだ。
PowerPCを搭載する従来Mac向けのアプリケーションは、「Rosetta」という変換プログラムを使えば、CoreDuo搭載Mac上で実行することができる。ただしこの方法だと、従来型Mac用アプリを PowerPC G5搭載のiMac上で実行した場合に比べて、半分くらいのスピードしか出ないらしい(関連情報)。
PowerPC搭載Mac用アプリを、CoreDuo搭載Mac上でロゼッタなしで(CoreDuo搭載Macネイティブに)動かすためには、これらをCoreDuo搭載Macに移植する必要がある。グラフィックやオーディオのソフトを開発する数社のソフトメーカーが、CoreDuo搭載Macへの移植予定を既に発表している。
next:「Firefox」のCoreDuo搭載Mac版は3月に出荷…
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