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未知のブランド「Viiv」の可能性〜ブランド論からみた放送と通信の融合

2006年1月6日

(森 摂=経済ジャーナリスト、NPO法人ユナイテッド・フィーチャー・プレス代表)

2005年はライブドアとフジテレビ、楽天とTBSの攻防が大きな話題に上った。2006年も放送と通信の垣根を越える動きが加速しそうだ。今年4月には、携帯電話向け地上波デジタル放送「ワンセグ」が始まる。ソフトバンクとヤフーの新会社「TVバンク」によるインターネットを通じた動画コンテンツの配信も間もなく本格的に立ち上がる。

さまざまな新サービスが動き始めるなか、どれが勝者になり、何が消えていくのか、予測は難しい。しかし今回は、ブランド論からこの問題を見つめてみたい。

筆者は「ブランドのDNA」(日経BP社、片平秀貴氏と共著)で、「強いブランドになるためには、優れた商品・サービスだけではなく、卓越したストーリーが必要だ」と主張した。その意味から、放送と通信の融合を語る上で見逃せないブランドがある。

パソコンのテレビ化をうながすViiv

それは、半導体の巨人・米インテルが今年第1四半期に投入を予定している新プラットフォームのブランド「Viiv(ヴィーブ)」だ。

Viivは、音楽や映像といったエンターテインメント・コンテンツを楽しむためのパソコン用プラットフォームを規定する仕様だ。これに準拠したプラットホームを搭載するパソコンは、映画、音楽、画像、ゲームといったインターネット上のオンデマンド・コンテンツに、今まで以上に容易にアクセスできる。

Viivは、ノートパソコン向けプラットフォーム「Centrino(セントリーノ)」と同様に、CPUと周辺チップセット、ネットワークアダプタを規定するほか、各種バソフトを用意する。ソフトには、スイッチ一つでパソコンの電源を瞬時にオン/オフできるドライバソフト「Intel Quick Resume Technology」や、家庭内ネットワークの管理ソフト、動画向けの符号を相互変換するミドルウエアなどがある。

いま、多くの放送・通信・コンテンツ業界の関係者が「Viivはすごい」と口をそろえる。Viivが今後、放送と通信の融合でカギを握るという見方すら出ている。

next: パソコンでホームシアター並の高画質・高音質…

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