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遅れるシャトル運航、ISSはサドンデス状態に(2)

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今後のスペースシャトルの運航予定を見ると、「すべてがうまくいく」という前提で、ぎりぎりのスケジュールが組まれていることがわかる。しかし、過去の実績を見る限り、今後2010年のシャトル引退まで、すべてがうまくいくとは考えがたい。

ISSはできたところまでで「完成」と宣言せざるを得ない──そう私は考える。ISSは、政府間協定に基づき参加各国が相互に実現の義務を負う国際協力計画だ。このため、アメリカ以下、参加各国は「完成しなかった」とは言えない状況になっている。従って、NASAがスペースシャトルを予定通り運行できなかった場合は、できたところまでで「政治的に完成したことにする」しかないだろう。

表1は、現在予定されている2010年9月末のシャトル引退までの飛行予定だ。全部で12回の打ち上げのうち、11回がISS組み立て飛行で、1回は「ハッブル」宇宙望遠鏡の軌道上整備にあてられている。2008年3月から2010年9月までの31カ月で12回の飛行、つまり平均で2カ月半に1回の打ち上げを継続しなくてはならない。ぎりぎり31カ月間の最後にも打ち上げを行うとすると3カ月に1回ということになる。

なおSTS-131とSTS-133は、シャトルでの打ち上げが実施できない場合、キャンセルされることになっている。この場合打ち上げ回数は10回。すなわち3カ月強に1回の打ち上げ、またはぎりぎり31カ月間の最後にも打ち上げを行うとすると、おおよそ100日に1回の割合で打ち上げるということになる。

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