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H-IIAで「はやぶさ2」打ち上げは可能?〜相乗り打ち上げの可能性に言及しないJAXA

2007年10月19日

地球への帰還途中にある小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」は、現在海外からの打ち上げ手段の提供を求めている。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の経営陣は、海外機関からの打ち上げ手段の提供がない場合、「はやぶさ2」構想を消滅させるつもりのようだ。立川敬二JAXA理事長は、10月11日の記者会見で、はやぶさ後継機の打ち上げは、経費節減のために海外に行ってもらうほうがいいと発言し、H-IIAロケットでの打ち上げを行わない姿勢を示した。

これは、探査機を日本が作り打ち上げを協力国が行う、国際協力ミッションとすることを意味する。探査機が挙げる観測の成果は、日本とパートナーが共有する形になる。

「はやぶさ」による2005年11月の小惑星イトカワへのタッチダウンは、多くの人々を熱狂させたのだが、今後継機構想は重大な困難にぶつかっている(Photo by JAXA 松浦晋也)。

しかし、私が、JAXAの打ち上げ予定を、大ざっぱにだが検討していくと、実は「はやぶさ2」をH-IIAで打ち上げることができそうな「すき間」が存在することが見えてきた。「はやぶさ2」は比較的軽い探査機だ。H-IIAは科学衛星打ち上げには過大な能力を持つため、「はやぶさ2」を他の衛星と相乗りで同時に打ち上げることができるのである。

このような検討はJAXA内部でも行っていると考えるのが自然だろう。JAXAがH-IIAによる相乗り打ち上げの可能性を公言せず、海外からのロケット提供を待つ理由は不明だ。

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