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コンビニ業界:セブン-イレブンの覇権は完成間近か

2006年7月13日

(小屋 知幸=日本総合研究所 主席研究員)

曲がり角を迎えたコンビニエンスストア

コンビニエンスストアは、20世紀後半に最も成長した産業の一つと言えるであろう。日本のコンビニエンスストア業界は、1974年にセブン-イレブンが1号店を出店したことで始まり、2005年には市場規模7兆円を超える一大産業に成長した。

そのコンビニエンスストア業界が岐路に立っている。その要因を一言でいうと市場の成熟化だ。コンビニエンスストア市場の成長力は、2001年以降急激に衰え、現在はほぼ横ばい状態が続いている。コンビニエンスストアは、今までにない便利さを消費者に提供し成長してきた。しかし、もはやその価値は市場に行き渡っている。コンビニエンスストアの成長神話は、20世紀の終焉とともに過去のものになった。

異質競争から同質競争へ

コンビニエンスストアが高度成長を続けていた時代、その競争の性格は「コンビニエンスストア対中小食料品店」という異質競争の構図だった。コンビニエンスストアの業態には競争力があり、コンビニエンスストア各社は中小食料品店を駆逐しながら成長することができた。

だが市場が飽和した現在、競争の構図は「コンビニエンスストア対コンビニエンスストア」という同質競争に変わっている。コンビニエンスストアが軒を連ねて競合する状況で生き残るためには、同業他社に打ち勝たなければならない。

next: 同質競争は企業間の競争力格差を顕在化…

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