考えてみると、学力テストと称しながら、実は、一回のテストの得点でしかない。学校で行われている中間や期末の定期テストを、全国的に実施し、その得点を学力としているだけである。そして、だから定期テストのように「平均点」が話題になり、「平均より上だ下だ」「隣のクラス(県?)より悪かった、良かった」と大騒ぎしているのだ。
思いきって、学力テストなんてネーミングではなく、「年に一度の全国得点競争祭」とでも呼んだ方が、より正確で気楽かもしれない。
すくなくとも、そう呼べば「平均点を公表しない」「公表しろ」という問題はなくなる。
しょせんペーパーテスト。市区町村でおおいに競っては?
さらに疑問はひろがる。
一回のテストとアンケートで、「『家族と学校での出来事について話をしている』『平日にテレビなどを見る時間が短い』子供の方が、正答率が高い傾向」(産経ニュース 2008.9.10)と報道されるのも不思議だ。
たしかに、文部科学省の「1.平成20年度 全国学力・学習状況調査 調査結果のポイント」を見ると、さすが「各地域における児童生徒の学力・学習状況をきめ細かく把握・分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る」(同上)に努力をしている印象はある(皮肉まじってません。。。たぶん?)。
ならば、一回とはいわず年に10回でも、学年を限定することもなく実施し、毎回「全国学力・学習状況調査 調査結果のポイント」のような報告を国民に公開すればいい。予算がどうのこうのならば、橋や高速道路を一つ二つガマンすれば済むし、多くの国民が支持するだろう。
しかし、学力テストそのものを絶賛する声は聞こえてこない。むしろ「自民党の『無駄遣い撲滅プロジェクトチーム』は今月初め、全国学力テストを無駄な事業と認定」(毎日jp)のような意見もあるらしい。
つまるところ、学力テストにしても「全国得点競争祭」にしても、しょせんペーパーテストなのだ。
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