ボランティア活動と奉仕活動、似て非なる勘違いの夏
夏休みは「奉仕活動」が真っ盛り
子ども達は夏休みの真最中である。
もっとも、授業時間を増やすために、夏休みは短くなる傾向らしいし、課外授業や補習などで、子ども達の実感としては「遊んでいる暇はない(?)」といったところなのかもしれない。とはいえ、プールや公園などで遊んでいる子ども達の姿には、なんとなく心和むものがある。
最近、“別の”子ども達を見かける機会が少なくない。
早い時間の公園などで、高校生くらいの子ども達が、オトナ達に混じって掃除していたり、施設などの準備にジャージ姿の一団が加わっていたり──気のせいか、去年より増えている印象がある。
はじめは「夏休みにボランティアかぁ、偉いね」としか見ていなかったのだが、現場の方々に聞くと、ちょっと事情は違うらしい。
要するに「学校の授業のひとつ」(ボランティア団体世話人 Aさん)だという。ボランティア活動が授業というのは、どこか不思議な気もしないでもないが、「出席もとっているし、必修課目になっている高校もある」(同)らしいのだから、まさしく「授業のひとつ」である。さらに聞けば、「ボランティアじゃなくて奉仕活動」(同)らしい。
たしかに、教育再生会議の最終報告で、「徳育と体育の充実」(最終報告)のなかに「高等学校での奉仕活動」(同)が謳われている。また、「東京都教育ビジョン」にも、「長期の奉仕体験や勤労体験等を義務付ける」とがあり、当然といえば当然なのだろう。
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