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団塊ボランティアことはじめ──10の「禁物」10の「約束」(5)

団塊ボランティアことはじめ──10の「約束」
その7 経験をいかしてと頼まれ、断りきれなかったらサポートに徹そう

はっきりいって厄介な問題である。

お手伝いのつもりで参加しているうちに、「会社時代の経験をいかして」と頼まれる場合の対応は悩ましい。しかも、その可能性はある。経理畑の方なら「会計を手伝ってくれませんか」、広報関係者はズバリそのまま広報だったり、そのようなケースは多い。ボランティア団体にもよるが、「団塊の世代」に対しては、その経験に期待する傾向は存在している。

原則は「10の『禁物』 その10」でふれたように断るべきだろう。

しかし、現実は難しい。二度三度のお願いとなれば、いくらヤンワリでも、断ると角が立ちそう──そんな思いも脳裏によぎる。また、参加しているうちに、会計や広報に困っていることを知ってしまうと、なおツライ。穏便に断るのが難しい状況もあるだろう。それに「団塊の世代」のプライドもある。

そこはオトナの判断で、原則だけでは現実に対応できない。

しかし、全面的に「では、やらせていただきます」だけは絶対に避けてほしい。最低限でも「では、お手伝いくらいなら」にとどめるべきである。基本的には「実際の活動を中心にして、時間があるときに相談、サポートする」という姿勢は崩すべきではない。

もちろん「10の『禁物』 その10」の理由もある。それだけではなく、よかれと思った「やらせていただきます」が、意外な波紋を呼ぶ場合もないわけではない。

そもそも考えてみれば、どんな小さいボランティア団体でも、これまで会計や広報などを担当してきたスタッフがいる(部とか委員会という組織になってない場合が多いようですが)。いきなり、そこへ新しいメンバーが「専門家」として来るのだ。もしも会社時代に、似たような事態が起きたとしたら、平穏では済まされないだろう。

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