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団塊ボランティアことはじめ──10の「禁物」10の「約束」(1)

最近「団塊の世代は」的な話をボランティア関係の方から聞く機会が多い。おそらく「2007年問題」として話題になった団塊の方々が、「有意義な第二の人生」をめざしてボランティア活動に参加しはじめたのだろう。それはそれで、とりたててウンヌンすることでもないが、どうも「大歓迎」というタテマエの背後から、「ちょっと困るんだよねぇ」というササヤキが漏れてくるのが気になる。

自治体のなかには、はじめてボランティアに参加する「団塊の世代」を対象に、「ボランティアの活動は会社の仕事とは違います」のような講習もあるらしい。いらぬお世話とはいわないが、「会社と違う」のはあまりにも当然で、「団塊の世代」にしても「承知のうえ」だろう。なのに「ボランティアに参加してはみたものの」に陥ったり、ボランティア団体にとって「困ったチャン」になってしまうケースもある。

その原因は参加する「団塊の世代」だけにあるわけではない。受け入れる(?)ボランティア団体の姿勢もある。しかしいろいろな話を聞いてみると、「会社と違う」としながら、それまでの「会社的発想」「会社的言動」から、「団塊の世代が」抜けだせないままでいる場合が多い。また逆に、ボランティア団体の側が、「団塊の世代」が蓄積してきた会社での経験に、大きく期待する場合もある。

もちろん「有意義な第二の人生」はボランティアだけでないので、ストレスを感じながら続ける必要はない。しかし、「会社的発想」の名残りで「ガンバって」しまうのも団塊の世代である。それでは「第二の人生」も会社的人生になってしまう(それが悪いわけではありませんが)。せっかく「有意義な」とはじめるのだから、はじめて参加する際のちょっとした工夫で、新しい可能性を発見し、ボランティアを楽しむのも選択のひとつである。

その「ちょっとした工夫」を、さまざまな方々の体験談から、「団塊の世代」がボランティアをはじめる際のヒントとしてまとめてみた。

団塊ボランティアことはじめ──10の「禁物」
その1 参加するときには「目的や意義」を考えない

もしかすると「えっ?」と驚くかもしれない。ボランティアに参加するには「目的や意義は大切でしょ」だろう。もちろん「その通り」である。目的や活動の意義のないボランティアは、ただの「お遊び」になりかねない。

しかし「団塊の世代」にとって「目的や意義」は、会社勤めで慣れ親しんだ考え方のひとつなのだ。「上半期の営業目的」「プロジェクトの意義」など、会社の仕事すべてが「目的や意義」によって成立している。そのため(?)「目的や意義」と考えるだけで、「団塊の世代」がはぐくんできた「会社的発想」のスウィッチが、無意識のうちにオンになってしまう。

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