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家系図ブームは来るか〜団塊世代が家族や親戚を意識するとき

2008年7月23日

家系図。「家系図を残すほどの家でもない」などと無関心だった人も、親を亡くし、親戚の誰かが1人去り、2人去りすると、その人たちが生きた証を残しておきたいという気持ちになるらしいから不思議だ。

また、仏事などで親戚が集まったときに、誰は誰とどういう関係かという話に花が咲くことがある。ああだ、いや、こうだと皆が顔をつき合わせて、簡単な図で説明が始まる。これがまさに家系図。そして、誰のためでもない、わが家族・親戚のために、きちんとまとめてみようかなどと思うのだ。

そんな団塊/シニア世代の心情をうまくつかめば、家系図ブームに火をつけることができるのではないだろうか。

家族の物語は家系図から

私の手元に『会津の小さな家族の物語』という本がある。友人が自費出版したものだ。表紙をめくると、まえがきよりも、写真よりも、真っ先に家系図が登場する。それほど昔までたどったものではなく、著者を中心として、上は祖父・祖母、下は子供世代と四代に渡った家系図だ。

しかし、昔は兄弟も多かったので、四代だけとはいえ、横への広がりは相当のものだ。しかも、その中の何人かは早くに病死したり、戦死したりしている。これをまとめるだけでも、大変だったのではないか。著者は本のまえがきで、こんなことを書いている。これは家系図やわが家の歴史を書きとめようと思う人に、共通の思いだろう。

「私の生まれた家は何と親戚の多い、本当によく人が来ていた家だったと最近つくづく思います。(中略)が、最近ではお葬式や何回忌が主で、付き合いが希薄になっているのは本当に寂しい気がします。(中略)私が今ここに居ますのは父母のお陰ですし、父母はそのまた父母(祖父母)のお陰で、またその父母と遡って行きますと、限りなく続いていくわけです。正直なところ両親が居なくなったことで初めて、自分のルーツへの思いが強く沸いてきたように思います」

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