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2007年団塊予想、10の質問〜いよいよ定年を迎える2007年組に注目(2)

2007年1月24日

前回は、団塊=富裕層という一面的な見方が修正されつつあると書いた。また、「改正高齢者雇用安定法」によって、企業が付け焼刃の再雇用制度をつくっても、それにのる団塊世代はそれほど多くないのではないかという予測もした。

大事な点は、新しい気持ちで人生の再出発を図りたい、まだまだ社会の役に立つ人間でいたいというエネルギーをどう吸収できるかということ。そういう団塊の思いや気分をつかんだ企画は出てくるだろうか。

まもなく定年で自由を手にするものの、まだ、定年後の生き方を決めかねている団塊世代は多い。この人たちは、どんな仕掛けに反応してくれるのか。どんな商品を提供していけば関心を持ってくれるのか。当然、チャンス到来とばかり、すでに、いろいろな仕掛けが始まっている。そのいくつかを例にとって、これからの動向を探ってみたい。

また、日本記者クラブが毎年行っているという「予想アンケート」にならって、「2007年団塊世代予想アンケート」を作ってみた。皆さんもぜひご参加を(投票はこちら)。

キーワードは“定年記念企画”

定年記念というと、真っ先に、「夫婦旅行」が頭に浮かぶ。年明けと共に、ホテルは独自の滞在型定年記念企画を相次いでスタートさせた。ホテルオークラ東京は、記念ディナーとスイートルームをセットにした家族宿泊プラン「Thanks Daddy & Mommy Plan」と、夫婦の宿泊プラン「夫婦時間」の提供を始めている

家族プランは、ホテル内レストランで記念のディナーをとり、スイートルームに家族で泊まれる。「夫婦時間」では特別フロアに宿泊でき、夫に老舗シャツテーラーのオーダーシャツ、妻にはスペシャルエステ、そして、東京の上空を遊覧する「ヘリコプター周遊クルージング」がついてくる。どちらのプランも費用は20万円程度。

リーガロイヤルホテル東京も、館内に1室しかない200平米以上のロイヤルスイートルームに家族で宿泊でき、ルームサービスで高級食材の食事を楽しみ、記念撮影前の美容セットやカジュアルウエア一式がプレゼントされるという豪華プランを打ち出した。料金は1泊50万円。「偉大なる父への贈り物」として、子供たちからプレゼントできる、もう少し値段を押さえたプランもある。

もともと高級ホテルは主に富裕層がターゲットだ。だが、今回は常連客だけでなく、この機会に思い切って奮発する“一生に一度の記念”組の需要も掘り起こそうという考えのようだ。家族で泊まれて、思い出になるようなサービスがいろいろついて20万円なら、記念日体験としては高くないかもしれない。

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