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団塊世代と余暇(2)〜子供が楽しいものは、大人も楽しい

2006年8月24日

前回の「団塊世代と余暇(1)」では、社会経済生産性本部が発表した『レジャー白書2006』の内容を元に、団塊世代の余暇の傾向を分析した。これを参考にすれば、“今までのシニア”の傾向をそれなりに分析することができる。しかし、正直言って、“団塊世代の今後”を知るには物足りない。50代以上を“シニア”とひとくくりにした調査から、団塊世代の動きを読み取ることは難しい。また、「ゴルフ」、「ゲートボール」、「お茶」など、定点観測の対象としている余暇活動の項目を見ると、時代とかなりずれているものが少なくない。

白書には出てこないが、何か新しい動きが生まれているのではないだろうか。何か仕掛けている企業もあるのではないだろうか。今回は、団塊世代の余暇に関連した、新しい動きを探ってみることにした。

“居場所提供ビジネス”がいよいよ始まった

今年7月、名古屋に「悠友知摘(ゆうゆうちてき)」というシニアサロンがオープンした。運営しているのは、プロトコーポレーション。本業は、中古車や輸入車に関する情報誌の出版である。若者中心のカルチャー、レジャーなどの生活関連情報も提供している。今回のサロンの運営で、団塊/シニア向けビジネスにも進出した。

サロンは、「くつろぎサロン」、「セミナールーム」、「パソコンコーナー」、「ミーティングルーム」などを備える。会員のグレードに応じた優待価格で、これらの施設を利用できる。会員のグレードは、ブロンズ(会費月額3000円)からプラチナ(同1万5000円)まで4段階。もちろん、ビジターでの利用も可能だ。また、掲示板コーナーでは、マーケティングモニターの紹介、再就職情報など、会員の経験を生かすための各種情報も提供するとしている。

プロトはこのサロンを、単にセミナーを開催したり情報を提供したりするだけの場でなく、団塊世代の「居場所」と位置づけたいと考えている。つまり、会員の余暇活動の基地となることが目標だ。担当者は「第1弾は本社内に設置した。だが、名古屋で手ごたえをつかんだら、東京をはじめとする全国に展開したい」と語る。

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