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団塊世代のボーナス〜「今しかない」使い道とは

2006年6月21日

そろそろ夏のボーナスが出る時期だ。多いの、少ないのと、一喜一憂しているうちが華。定年退職を控えた団塊世代にとって、まとまったお金が入ってくる貴重な機会はあと何回かで終わりとなる。当然、今までとは違った動きが出てきてもおかしくはない。nikkeibp.jpが実施した「2006年夏のボーナス調査」などを参考に、団塊世代がボーナスをどう使おうとしているか考察する。

定年カウントダウンはひとくくりではない

ボーナスと直接の関係はないのだが、団塊世代の動きに関して、最近、気づいたことがある。

昨年あたりから、各地の自治体が主催する定年準備講座に講師として呼ばれることが多くなった。しかし、苦戦する主催者が多かった。「地域になじみのない男性にこそ受講してもらいたい」という意気込みに反して、思ったほど希望者が集まらないのである。受講者の大半は女性。男性の受講者の多くは60代だった。本来のターゲットである団塊男性は、いわば、“笛吹けど踊らず”という状態だった。「どうしたら、参加してくれるんでしょうね」という担当者の嘆きも聞かれたほど。

それが、今年は大違い。例えば、足立区と大田区では、予想以上の参加者が集まり、うれしい誤算となった。“正真正銘の団塊世代”が増え、中でも男性の参加者が大幅に増加した。これは、どういうことなのだろう。

たぶん、団塊世代、特に男性の意識が変わったのだ。平たく言えば、「お尻に火がついた」状態になったということ。団塊世代の先頭を走る1947年生まれは、定年まで残り1年を切った。今までのように、「まだ先のこと」として逃げていられる状況ではなくなった。

もう一つ気づいたのは、団塊世代とくくられていても、それぞれの生まれ年で、定年への意識に大きな違いがあるということだ。講座で同じような話をしても、定年を目の前に控えた59歳と、その後の58歳、57歳では反応に大きな違いがある。さすがに、生活資金や年金などのお金には関心が高い。しかし、「定年後をどう生きるか」などという面倒な問題は先送りしたいというのが本音である。58歳、57歳のうちは、「まだ先のことだ、その時になったら考えればいい」と思いたいのである。人は分かっていても、いやなことや苦しいことは、わざわざ思い出して考えたくない。

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