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団塊世代のインターネット活用(1)〜ネットショッピングに見る旺盛な購買意欲

2005年7月28日

団塊世代はすでに会社で、インターネットやメールの洗礼を受けている。たいていの企業は、通達や告知手段として電子メールとネット掲示板などを使用しているので、使えなければ仕事にならないからだ。しかし、仕事で否応なく使わされるのと、自ら主体的に利用するのとでは意味が違う。

団塊世代はリタイア後、コミュニケーションの手段であるメールとインターネットをどう利用するだろうか。団塊のリタイアをきっかけにネット事情は変化するのか、そのあたりを考えてみたい。

インターネットはリタイア後の必需品に

50歳以上の個人としてのインターネット利用率を調べてみた。今年5月に発表された総務省の平成16年「通信利用動向調査」の結果(PDF形式)には、2003年に比べて「50歳以上の伸びが比較的高く世代による格差はやや縮小」(同調査4ページ)とある。2004年末のインターネット利用率は、50〜59歳では65.8%、60〜64歳では49.0%、65歳以上は17.5%。それぞれ前年から3.2ポイント、10ポイント、2.6ポイント伸びている。特に、60〜64歳の伸びが大きい。

退職後の年代の伸び率が高いことは予想された結果だ。今までは、会社のパソコンとインターネット環境を利用すれば、公用も私用もすべて事足りた(最近は会社も個人使用を厳しくチェックするようになったが…)。しかし、リタイアしたら、当然、会社のものは使えない。自宅にも、まだない。そこで、パソコンでも買おうかということになる。

私が以前勤めていた会社でも、定年間近の方々は決まってパソコンを購入し、プロバイダーに加入したものだ。会社という居場所から離れる定年後は、お互いの連絡手段としてインターネットを介したメールが欠かせない。今までの仕事仲間と、どこかでつながっていたいという気持ちもある。電話では複数への連絡は不便だ。メールさえあれば、来月のゴルフの打ち合わせも全員でスムーズにできる。

まだ現役世代の50代の場合はどうか。私のところに来るメールアドレスを見ると、公私共に会社のメールアドレスを使っている人が多い。しかし、最近は、会社は会社、個人は個人と使い分ける人も増えてきた。うっかり会社宛に個人的な用事でメールを送って、注意されたこともある。50代のインターネット利用率が65.8%という結果も、このあたりの使い分けを考えるとうなずける。

メールやインターネットに慣れ親しんだ団塊世代は、基本的な操作方法を教えるパソコン教室に通うことはない。従って、今、各地にたくさんあるパソコン教室は、ターゲットを絞るとか、ユニークな手法を打ち出すとかの工夫をしないと、運営が苦しくなるだろう。50代以上のパソコンとインターネット利用は、「使える」段階を越え、「活用する・楽しむ」段階に入っているのである。

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