とはいえ、小林氏の記事によると、米国のテレビ局が番組のプロモーションにTwitterを利用し始めたという。「ドラマのディレクターや主演俳優が,Twitterユーザーに向けて番組の見所やメッセージなどを送る」といった試みがされている。これが成功するかどうか分からないものの、どんなメディアであろうと、ビジネスに利用する手はあるようだ。
一方、リアルタイム日記やプロフは、携帯電話を使ったメディアで、とりわけ女子高生の間で流行しているという。リアルタイム日記はTwitterと同様、今やっていることや個人的な感想を1,2行で書き込んでいくもの。友人同士でリアルタイム日記のアドレスを伝えておくと、互いの書き込みを見られる仕組みである。
プロフは「プロフィール」の略で,氏名、年齢、住所、経歴、趣味、顔写真(!)といった個人情報を携帯電話から登録し、情報を携帯電話の赤外線機能を使って互いに交換する。原則として、知り合い同士だけで交換するが、第三者に漏れた場合は、アドレスを変えるなどして、自分で情報は防御するという。
女子高生のライフスタイルを専門に調査するブームプランニングによれば,日本の女子高生の6割近くがプロフを所有しており,首都圏では実に7割以上にも達する(「爆発的広がりを見せるソーシャル・メディア(後編):その実態は「反社会的」メディアなのか」)。
こうしたリアルタイム日記やプロフは一体、何のためにあるのか。一応は、知り合い同士のコミュニケーションの一環として利用されている。リアルタイム日記は、知り合いがつらつらと書いていく、1、2行の情報を、周囲の友人が読んでいく。プロフも、友人があるタイミングで更新した個人情報を友人達がながめるものだ。
小林氏のコラムによると、ブームプランニングの中村泰子代表取締役は、プロフについて、「最近の少女たちのITリテラシーは大人以上に高いが,一方で対人コミュニケーションの能力は低下している。プロフに問題があるとすれば,むしろその点を助長していることではないか」と指摘し、次のように述べている。
「今のヴィヴィッドな気持ちを表すのが基本なので,一回(プロフを)作ったら,そのままにしておくことはない。その内容を見ると,『今,こういうことを感じ,こういうことで悩んでいるな』というのが手に取るように分かる。(中略)。塾やおけいこごとで忙しい彼女たちにとって,プロフで手っ取り早く相手を理解しようとするのは,ある意味で合理的かもしれない。しかし,(中略)人付き合いの方法をプロフでショートカットしているとも言え,このまま大人になるのはちょっと心配だ」。
先に「どんなメディアであろうと、ビジネスに利用する手はある」と書いた。リアルタイム日記やプロフにも、応用の可能性はあるのだろうか。
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