シングル、アルバムそれぞれについてCD、配信サービスを選ぶ理由をみてみましょう。
シングルで配信サービスを選ぶ理由は、「CDより価格が安いから」という価格面、「手間が省けるから」「いつでも買うことができるから」という利便性のほかに、「好きな曲だけを買うことができるから」という個人の嗜好にあわせて利用できる点を挙げる人がいずれも6割を超えました。
一方、あえてCD購入を選ぶ理由は「CDそのものが欲しいから」が65%と最多。「ジャケットと曲を合わせてアーティストの作品だと思う」(32歳/男性)、「気に入った楽曲はやはりCDを保持したい。収集し、保有する楽しみもあるので」(42歳/男性)といった意見が多く寄せらました。「その他」では、「CDに比べると(配信サービスは)音質が劣る」(23歳/男性)、「PC上の保存だと、何かしらのトラブルで削除されてしまう可能性があるから」(31歳/男性)など、ネット配信のデメリットが挙げられています。
アルバムの場合、CD購入を選ぶ人が60%に達しました。その理由は、「CDそのものが欲しいから」が最多。また「アルバム1つで1つの作品だと思っているから」(28歳/男性)、「アルバム固有の編曲やデザインがあるから」(47歳/男性)などCDというパッケージ商品を評価する声が目立ちました。
一方、アルバムで配信サービスを選んだ理由では、「いつでも買うことができるから」「手間が省けるから」「好きな曲だけを買うことができるから」といったシングルでも支持された理由がいずれも6割を超えました。ただし「コストパフォーマンスがよさそうだから」は4番目で、「CDよりも価格が安いから」がトップのシングルに比べて、“お得感”はそれほどないようです。
回答者の85%が関心を寄せている音楽ネット配信サービス。サービスが普及していけば「レコード、CDにとって変わる新しい媒体」(31歳/男性)となる可能性もあります。ただ、より安く提供して欲しいという声以外にも、「様々なファイル形式、著作権保護技術があり、ユーザーにとって使いにくい」(30歳/男性)、「クレジットカード以外の支払い方法の拡充を」(32歳/男性)など、サービスの仕組みに対する要望が数多く寄せられました。提供楽曲については、「レコード会社が自社のアーティストを囲い込んでいる」(40歳/男性)、「著作権者である供給側の都合が優先されているため、使い勝手のよいサービスが少ない」(44歳/男性)という厳しいご指摘も。今後、利用者に向けたサービスをいかに改良していくかが、ネット配信サービス普及のポイントになりそうです。
【調査の概要】
調査期間 2005年8月10日(水)12:00〜 11日(木)17:00
調査テーマ 音楽ネット配信本格化、利用する?
回収件数 1706件
告知方法 nikkeibp.jp の朝刊、夕刊メール nikkeibp.jp 総合ページ、ライフスタイルページのバナー
調査企画 nikkeibp.jp 編集/日経BPコンサルティング 調査第一部
調査実査 日経BPコンサルティング 調査第一部
【回答者属性】
性別 男性:92.5%、女性:7.5%
年齢 29歳以下:8.0%、30代:31.5%、40代:34.8%、50代:16.2%、60歳以上:9.5%
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