等身大の国際貢献(番外編)〜日本でただ一人のUNICEF親善大使が教えてくれたこと(2)
(Text by Yori Irisawa)
(前回記事はこちら)
20年ぶりにカンボジアを訪れ、その復興の様子、問題点を肌で感じ取ってきた黒柳徹子さん。今までに訪れた国々でも、想像を絶する光景を目の当たりにし、現地の人々に寄り添い、彼らの心の痛みを一緒に感じてきた。一見、とても派手な世界で暮らす黒柳さんだが、180度生活が異なり、心に何らかの不安を抱えて生きている子供の立場になって考えられるのはなぜなのだろう……。
後編では、黒柳さんが、どんな人とでも一緒になって考えることができる理由や、私たちができることなどに触れてみたい。

1994年、内戦と凄惨な虐殺の直後に訪れたルワンダでの1枚。黒柳さんは、ルワンダ以外にもコンゴ、タンザニア、モザンビークなど多くのアフリカ諸国を訪れている。
慈善活動を始めたきっかけ
黒柳徹子さんが、UNICEFの親善大使になる前に、慈善活動を始めたきっかけについて伺った。
「一番最初に奉仕活動を始めたのは55年前。テレビ放送が始まるということで、NHKがテレビ女優を養成することになり、6000人受けて13人選ばれたんです。でも、私は個性が強いってことで、個性を引っ込めろと、最初の1年は降ろされたりしたんですね。もともとは自分の子供に上手に絵本を読んでやるお母さんになろうと思ってNHKに入ったので、降ろされたからってショックでもなかったんですが、廊下の外で本を読みながら、友達の仕事が終わるのを待っていたとき、日本点字図書館の奉仕者の募集告知をラジオで聞いたんです。私は、小さい頃から本を読むことが好きだったので、本が読めなければつまらないだろうなと思って、すぐに応募しました」
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