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熟知の技術を生かしたエンジニア転職で年収アップ(2)〜成功転職のコツは「入社半年以内に成果を出す」

2008年10月3日

(取材・文=荒川 龍)

 前回は、自身の得意技術を応用した、先端機器開発の転職話が持ち込まれた鈴木透さん(仮名・48歳)が、自身のキャリアプランなどをもとに、その是非を勘案し、転職を決めた経緯を紹介した。今回は、転職後の近況と、40代エンジニア転職のコツを語ってもらった。

大人の会社

技術者心がうずいた鈴木さんは、社員数16名のその新会社に転職した。

今回は家族の同意を取り付けた上での決断だった。実際に働いてみた感想を尋ねると、「大人の会社」という答えが返ってきた。

彼がその端的な例として挙げたのが、経営陣が複数の会社での勤務経験を持ち、体裁や形式にとらわれず、業務上、社員の試行錯誤を奨励し、実質的かつ効率的な経営を考えているなどの点。

「少人数の会社の割に、社長の独断専行はありません。経営戦略や方針も、全員で合議しながら決められていくプロセスがある。顧客や取引先からのクレームには迅速に対応しても、それによって経営方針などが朝令暮改されることもない。また、誰かが業務上で失敗しても、それを隠さず、はっきりと明言しやすい社風もある。それが、個々の社員の試行錯誤を促すことにもつながってますね」(鈴木さん)

また、個々の社員が、必要に応じてフリーハンドに動ける空気もある。

例えば、鈴木さんが新規開発業務の関連上、助言を請いたい大学や研究機関などの専門家がいれば、上司の許可さえあれば、自らアポイントメントを取って会いに出かけられる。その際、経営陣から適切な助言や、人の紹介を受ける場合もある。煩雑な管理ではなく、個々の社員を信頼することで、自主性を引き出そうとする姿勢を、彼は感じている。

「ですから、とても納得して仕事ができてますね。私自身、本質論好きな部分があるので、社員を大人扱いしてくれる点は、とてもなじみやすいですし」

鈴木さんの肩書きは、事業開発部システム機器担当マネージャー。都内勤務で自由な労働環境と、年収面でも100万円アップの約800万円を実現。一任されている新規開発プロジェクトの、1日も早い実現に向けて邁進する日々だ。

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