社会起業は希望の種をまく最先端のビジネスだ!
2005年に発売以来、ロングセラーを続けている『チェンジメーカー 社会起業家が世の中を変える』(日経BP社)の著者・渡邊奈々氏が、このたび続編『社会起業家という仕事 チェンジメーカーⅡ』(同)を発表した。
同じく「社会起業」の重要性を強く訴える人に今一生氏がいる。日本の若手社会起業家を取材してまとめた『プライドワーク 自分をつくる働き方』(春秋社)の著書で知られる今氏と、この2年間における社会起業家のあり方と今後の動向について対談してもらった。
寄付や助成金に頼らず、ビジネスで社会問題を解決する。

渡邊 奈々氏
東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。
1976年に渡米し、ニュージャージー州シートンホール大学バイリンガル教育修士課程修了。1977年〜78年に女性写真家の草分け的存在であったリゼット・モデル氏より写真を学び、ニューヨークで写真家として独立。1987年、アメリカン・フォトグラファー誌年度賞受賞、以後、1998年より、ニューヨーク、東京、シカゴなどで個展、グループ展を開催する。2000年より、社会のために働きつつ生業を立てるという社会起業家の新しい生き方を紹介するべく、インタビューとポートレイトを始める。
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今 まず、渡邊さんが社会起業家に興味を持つようになった背景を教えてください。
渡邊 私は1975年からニューヨークに住んでいます。1980年にスタジオ兼住まいのロフトに移り、かろうじて写真家として歩み始めました。以来、1年に1度の割りで10日間くらいの里帰りをしていました。80年代に入りバブル経済の兆しが感じられ始めたころ、ニューヨーク市内で高級レストランや高級ブランド店に群れをなす日本からの来訪者を誇らしさと恥ずかしさが混ざった気持ちで眺めていました。
今 そのころ、僕は風呂なしアパートに住み、ディスコで扇子振っている女たちをテレビで見てましたが、「住む世界が違う人間だ」と思いましたよ。低所得層の家庭出身ですからブランド品を持っている友人も周囲にいなかったし、美味しいことなんて『フロム・エー』が厚かったことくらい。
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