松代の家と土地に一目惚れして定住へ
ドイツに住みながら準備のため日本に長期滞在することも多く、別荘にでもと購入したのが現在の自宅だ。1993年、飛騨高山の家をほしいと言うクライアントのために移築できる家を探していたところ、たまたま友人に誘われて来たこの地で、出会ってしまったのだ。

竹所で2軒目に手がけた「イエローハウス」。豪雪地のこの辺りでは、雪を溶かしたり火災の際の消火用として、家の傍らに池があることが多い。竹所ではそれらも再生させた。(画像クリックで拡大)
「倒れそうな古民家に(笑)。でも、中に入ったら、骨組みが立派だったんです」
すぐに、外国人が日本で土地を買えるかを調べ、地元の人に外国人が住んでも良いか聞いた。かつては39軒の家があった竹所村だが、当時は8軒ほどになっていた。歓迎はされたものの、誰もが村を離れていく、そんな所になぜ家を建てるのかと、不思議がられた。
「おまけに茅葺きの家を造るなんて、って。みんな反対していたんですよ、親切心でね。雪も2〜3m積もりますよって。でも、私も別に気にしないって、ちょっとオーバーだと思っていたし。……でも、ほんとでした(笑)」
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