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尺八という波に乗って新しい音楽の世界を開く〜尺八奏者・製作者 ジョン・海山・ネプチューンさん(1)

2008年7月15日

(伝農 浩子=フリーライター)

 邦楽界は、雅楽の篳篥(ひちりき/小型の縦笛)、津軽三味線、和太鼓など、折々にブームが起こり、新たな奏者やファンを増やして静かに広がっている。そんな中、ワールドミュージックが一躍世界を席巻した時期、日本の伝統楽器奏者には、この人、尺八奏者のジョン・海山・ネプチューンさんがいた。オリジナルの音楽はもちろん、特にジャズ・フュージョンの世界では、多くの有名ミュージシャンからも声がかかった。現在はさらにオリジナルの世界を追求している。サーフィンを愛し、尺八を愛するネプチューンさんが来日したのは、もう35年ほど前にもなる。

サーファーが目覚めた尺八の世界

「サーフィンがしたくて太平洋側の半分渡ってハワイに行ったのに、そこで尺八に魅せられて、また波に乗ったまま太平洋をあと半分渡って日本まで来ちゃいましたよ」

これまでを振り返って、尺八奏者のジョン・海山・ネプチューンさんは笑う。

祖母がピアノの先生で、上の姉はクラシックのピアニストを目指していた。アマチュアながら、父がジャズ・トロンボーン、母はバイオリン、下の姉がR&Bやフォークソングでボーカル&ギター、弟もレゲエやロックのバンドでドラムを叩いていたという、音楽一家に育った。多様な音楽が溢れる中で、父が聴いていたビッグバンドジャズの影響を受け、派手なジャズの楽器ということで高校時代はトランペットを吹いていたという。

「その後、ドラムもやった。トランペットかドラムか、どっちかやりたかった。いちばん、かっこいいと思っていたんですね。でも、スポーツに夢中になっちゃって」

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