このページの本文へ
ここから本文です

確かに中身は何もない。

しかし、実は彼が非常に気の毒な状況にあることを考えなければならない。

彼は、経済政策で「今年度内に定額減税を実施する」、あるいは、「補正予算を成立させる」などと言っている。

しかし、定額減税も補正予算も福田内閣時代の閣議で決まったものなのだ。

ここが大事な問題なのだが、福田内閣は、小泉政権の流れを受けて、「構造改革・財政再建」路線をとっていた。

その中で、補正予算は1兆8000億円、定額減税もおそらく1兆5000億円となった。

ところが、麻生さんの言う“景気をよくするための”政策を打ち出すとするならば、補正予算は5兆〜6兆円なければ足りっこない。おそらく法人税減税も必要であろうし、定額減税もこの2倍〜3倍出さなければ、景気はよくならない。

麻生さんはそれをわかっている。それくらい金額を出したい。

しかし、福田内閣の閣議でもう「安心実現のための緊急総合対策」というのは決まってしまっている。

彼は完全にそれに縛られているわけだ。

閣議で決めて、それを国会に提出し、野党の質問を受けて、審議する。

(全 11 ページ中 5 ページ目を表示)

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る