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問題はらむ裁判員制度 導入前に「終身刑」作れ

2008年5月22日

来年5月から日本でも裁判員制度が始まる。国民の4000人に1人が任命され、様々な事件を裁くことになる。だが、これは大きな問題をはらんでいると思う。

従来は、被告の有罪無罪を決定するのは裁判官というプロフェッショナルだった。これまでは、裁判官というプロに判定を委ねることにしていたわけだが、裁判員制度を導入するというのは、プロだけには任せないということになる。

裁判員制度はなぜ生まれたのか

昔、善悪を判断するのは、神だった。現在でも、キリスト教をはじめ、宗教では善悪を判断するのは神である。現実の世界では、“神に代わって”裁かなくてはならないため、そこで生まれたのがプロフェッショナル、つまりは裁判官である。

ところが、プロが決めるというのは、プロという特別の存在を認めるということになる。あらゆる人間が自由に、平等に発言できる民主主義のもとでは、プロという特別の存在を認めるのはよくないという考えがある。そこで出てきたのが、裁判員制度だ。“of the people, by the people, for the people”ではないが、まさに、人々が、人々のために、人々によって決める、ということになる。

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