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イージス艦衝突で露呈した防衛省の“危険な”体質

2008年2月28日

海上自衛隊イージス艦「あたご」による漁船清徳丸との衝突事故は、時間がたつにつれ、海上自衛隊側の無茶苦茶、出鱈目ぶりが露わになってきている。

そもそも、漁船が少なからずいる海域を全くの自動操舵で突き進むとはどういうことか。漁船の方が曲芸のように回避してくれると思っていたのか。結局、12分前に清徳丸の灯火を見つけながらも、衝突の1分前まで自動操舵を続け、事故は起きた。

説明が二転三転する防衛省

一体、見張り員が「12分前に灯火を発見」後どのような対応がなされたのか。そのときの状況はどうだったのか。衝突の瞬間、艦長は仮眠をとっていたことなどが、だんだん分かってきたが、まだ事故が起こった当時の全容は明らかになっていないのではないのか。

あたごの見張り員が清徳丸に気付いた時間についても、防衛省の説明は二転三転している。海上幕僚監部は事故当日の19日午前10時、海上保安庁の聴取が始まる前にあたごの航海長をヘリコプターで呼び寄せ事情聴取を行い、「漁船発見は2分前」と報告を受けた。これをもとに石破茂防衛大臣は午後5時からの自民党部会で「漁船の発見は衝突2分前」と説明した。

ところが実は、石破さんが自民党部会で説明する直前の午後4時18分ごろに、防衛省の海上自衛隊は「実は2分前ではなく、12分前だった」と把握していたようだ。自民党部会に向かう段階では、石破さんは海上自衛隊から知らされていなかっただろう。

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