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続出する防衛省スキャンダル

先日、『反転』(幻冬舎)という本を書いて話題になっている元検事の田中森一さんに話を聞く機会があった。彼はロッキード事件について「あんな簡単な事件はなかった」と言っていた。なぜなら、三木内閣がロッキード事件の追究に対して「やれやれ」という姿勢だったからだ。政府が「やれやれ」という姿勢のときは誰も邪魔できない。

今回福田首相はどのような姿勢をとるか。福田さんは防衛省を守るのではなく、むしろ徹底糾弾に乗り出すべきだと思う。そのためには民主党と協力してもよいとも思う。そのくらいやらなければ、福田内閣はまた国民の信頼を失うことになる。

防衛省に絡むもう一つのスキャンダルは、自衛隊の給油量の誤りを隠蔽していた問題だ。これは例のテロ特別措置法や日本が提供した燃料がイラク戦争に流用されていたのではないかという疑惑のことだ。

インド洋で日本の自衛艦が2003年2月に行った米国の補給艦への給油量が当初の20万ガロンとされていたが、80万ガロンの間違いだった。

当時、石破防衛省長官も福田官房長官も給油量を20万ガロンと発表し、さらに、その量が空母キティホークの1日の消費量にすぎないとして、「イラク攻撃に使われることは現実的にあり得ない」と説明していた。ところが、それが20万ガロンではなく80万ガロンであったことが判明した。80万ガロンであれば、イラクまで移動できる給油量となる。

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