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麻生幹事長が政権を掌握 安倍“暫定内閣”の実像

2007年9月6日

「安倍内閣は終わった」と思う。

遠藤武彦・前農林水産大臣と坂本由紀子・前外務政務官が「政治と金」の問題で辞任したが、この辞任に至る流れを作ったのは麻生太郎幹事長と与謝野馨官房長官だった。安倍首相は蚊帳の外だった。政権内で主導的な立場がとれないようでは、もはや安倍首相が続投する意味も薄らいだのではないか。

骨抜きになった公務員改革

そもそも安倍内閣というのは、小泉内閣を引き継ぎ「構造改革」の実現こそが目的だったはずだ。だからこそ構造改革は大いにやるべきだと思っていたし、期待もしていた。

小泉内閣は、道路公団の民営化、政府系金融機関の一元化、あるいは郵政の民営化をやった。しかし、これは構造改革の“本丸”ではない。本丸は「霞ヶ関改革」だ。つまり、公務員制度そのものの改革だ。安倍政権に課せられた構造改革とは、まさにこの本丸に対する改革であったはずだ。

小泉前首相は公務員制度改革の難しさがよくわかっていた。郵政民営化の選挙で大勝しても、「公務員制度改革は残り1年の任期でできるものではない。次の内閣で取り組むべきだ」と言っていた。小泉内閣を引き継いだ安倍さんはこの抜本的な公務員改革をやるべきだった。(第20回「安倍政権の倒閣を企てた官僚たちの2重クーデター」参照)

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