赤城農水相の事務所費問題 なぜ閣僚は不祥事を起こすのか
参議院選挙の直近になって、また「政治とカネ」の問題が出てきた。大臣が4人も極めて不明瞭な会計処理をしていたのだ。おそらく自民党は困惑しきっていることだろう。
相次ぐ不明瞭な会計処理
安部内閣になって佐田玄一郎元行政改革担当相、伊吹文明文科相と「政治とカネ」の問題が次々露呈し、この問題では3人目となる松岡利勝元農水相は追い詰められて、ついに自殺せざるを得なかった。その松岡さんに代わった赤城徳彦農水大臣が、また同じような問題を起こした。
野党はもちろん、新聞やテレビも「政治とカネ」と騒いでいる。
赤城徳彦氏の祖父、赤城宗徳氏は、岸信介内閣で防衛庁長官を務めた。60年安保のときは、学生や労働組合が「安保反対、岸は辞めろ」と国会のまわりをデモしたとき、岸首相はデモを排除するために自衛隊を出動させようとした。それに対して、赤城宗徳防衛庁長官は反対し、自衛隊の出動を阻止したことで名をあげた。
その孫である赤城徳彦氏は、1990年、当時最年少の30歳で国会議員になった。その赤城大臣が、松岡元大臣と似たようなことをやっていることが露呈した。
赤城氏は、祖父の代からの家で、彼の実家でもある茨城県筑西市の実家を「赤城徳彦後援会」の主たる事務所として、10年間で約9000万円の事務所経費を計上していた。
(全 7 ページ中 1 ページ目を表示)
この連載のバックナンバー バックナンバー一覧へ 画面先頭に戻る
- 始まった麻生vs小沢の決戦 勝負の分かれ目はリアリティ (2008/09/25)
- 漏れ聞こえる「麻生内閣」人事と対抗する小沢流“驚きの戦略” (2008/09/18)
- 民主党が嫌がるのはあの人が首相になったとき (2008/09/11)
- 首相電撃辞任を逆手に総裁選を祭りにする自民 (2008/09/03)
- それでも小沢氏3選決定? 揺れる民主党 その内部事情 (2008/08/28)

